【投資信託】USA360(楽天・米国レバレッジバランス・ファンド)って何?投資すべき?

とっちゃん

こんにちは、とっちゃんです。

SNSのフォロワー様より「USA360という投資信託ってどう思いますか?」とご質問を頂きました。

ご質問頂くまで、私はUSA360という投資信託を知りませんでしたが、自身でUSA360を調べてみて面白い投資信託だと思いました。

今回はUSA360のご紹介と、メリット・デメリット含めて私なりに投資するかどうかの見解を記事にしました。ご参考になれば幸いです。

この記事を読んでほしい人

・USA360(楽天・米国レバレッジバランス・ファンド)に興味のある人

・バランス型レバレッジ投資信託に興味のある人

・インデックス投資のリターンを高めたいと考えている人

目次

USA360の基本情報

USA360の基本情報を一覧表にまとめました。

項目詳細
正式名称楽天・米国レバレッジバランス・ファンド(通称:USA360)
設定日2019年11月5日
信託期間無期限
為替ヘッジ無し
購入時手数料販売会社が定める率で上限3.3%(ネット証券では無料)
年間経費率0.495%
純資産総額153.99億円(2021年8月31日時点)

設定日が2019年11月5日と割と新しい投資信託ですが、純資産総額は約154億円(2021年8月31日時点)と順調に純資産を積み上げていっております。

年間経費率は0.495%です。USA360ではベンチマークとして一部VTIを採用しており、同じくVTIをベンチマークとしている楽天VTIの年間経費率0.162%と比べると多少割高になっております。

投資対象

投資対象比率
全米株式ETF(VTI)90%
米国債券(5年物、10年物)10%×27倍=270%
合計360%

投資対象は全米株式のVTIに90%、残りの10%を米国債(5年物、10年物)に割り当てられるのですが、この米国債に27倍のレバレッジを掛けています。

つまり、投資した資金に対して360%(3.6倍)のレバレッジを掛けて米国の商品へ投資をすることになるため通称:USA360と呼ばれています。

出典:楽天証券 楽天・米国レバレッジバランス・ファンド 目論見書より

なぜ、米国債権(5年物、10年物)にレバレッジを掛けるのか?

これは「ウォール街のランダム・ウォーカー」にも出てくる「リスクパリティー戦略」と呼ばれるものを取り入れており、低リスク・低リターンの資産クラスにレバレッジを掛けてポートフォリオに組み込むことでリスクの上昇を抑えつつ、リターンを高めることが期待できるからです。

以下がUSA360の目論見書に掲載されているイメージ図で、株式100%のポートフォリオと同等のリスクで高いリターンが期待できることを示しています。

出典:楽天証券 楽天・米国レバレッジバランス・ファンド 目論見書より

楽天投信投信投資顧問のHPに仮に過去30年間運用した場合のバックテストやリスク・リターン結果が載っていましたので引用いたします。

もし仮に、過去30年間において積立金額108万円をUSA360で運用した場合のリターンは驚異の約25倍

また、米国株式100%で運用した場合と比較してリターンは約2倍にも関わらず、リスクはほぼ同等というシュミレーション結果となっています。

実際のUSA360のパフォーマンス(2019年11月5日~2021年9月13日)

ここからは実際にUSA360と楽天VTIとのパフォーマンスを比較してみます。データは楽天証券で公開されている各投資信託の基準価格のデータを用いています。

※1:期間は2019年11月5日~2021年9月13日
※2:楽天VTIは2019年11月5日時点の基準価格が10,000となるように補正

USA360の狙い通り、株式100%の楽天VTIよりも高いパフォーマンスが見られています。

次にリターンと最大下落率を算出しました。

項目USA360楽天VTI
リターン(2019年11月5日~2021年9月13日)64.3%52.1%
最大下落率▲25.2%▲35.6%

楽天証券の狙いの通り、リターンはUSA360の方が大きい&リスク(最大下落率)は小さいという結果が見られています。

USA360のメリット・デメリット

ここまでUSA360を調査してきた中で私が思うメリット・デメリットを以下表にまとめました。

メリットデメリット
・ バックテストの結果(2019年11月5日~2021年9月13日)、全米株式100%と比べて良好なリターンが得られた

・バックテストの結果 (2019年11月5日~2021年9月13日) 、 全米株式100%と比べてリスク(最大下落率)が小さかった
・経費率が多少割高(楽天VTI:0.162%/USA360:0.495%)

一般的に金利上昇期に債券価格の低下が懸念されるため、金利上昇期にパフォーマンスが低下する可能性がある

USA360に投資すべきかどうか(筆者の考え)?

USA360はリスクパリティー戦略に基づいたリスク・リターンの効率を追求する優秀な投資信託だと思います。経費率は0.495%ですが、他のレバレッジ投資信託のiFreeレバレッジNASDAQ100が0.99%なので良心的な経費率だと思います。

ですが、この記事を書いている2021年9月14日時点でUSA360は投資をするかというと私はNoだと思いました。

というのもUSA360の設定以来、全米株100%に比べてリスクは小さく&リターンが高い実績を示しておりますが、それは金融緩和による金利低下→債券価格の上昇が寄与してきた部分が大きいと思っています。

最近ではテーパリングが機運が高まってきており、今後は金利上昇→債権価格の低下&株価の低下のダブルパンチを受ける可能性債券に大きくレバレッジを掛けているUSA360のパフォーマンスが株式100%のポートフォリオのパフォーマンスを下回る可能性があると考えました。

ですので、利上げが行われた後の債権市場が落ち着いたタイミングでこの投資信託を始めた方がいいのではないかと考えました。

あくまでも私の考えですので、投資判断については自己責任でお願い致します。最後までお読み頂きありがとうございました。少しでも参考になれば幸いです。

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